赤坂ACTのマルグリットが終わっても観劇三昧。
花組太王四神記相葉雅紀主演のグリーンフィンガーズ初日。
明日はらんとむの逆転裁判を観てきます。

太王四神記はもちろん原作ドラマを知らない状態で
「とりあえずあらすじの神話部分だけでも読んどいて」という友人の助言もあり
開演直前に読んで叩き込む。

…力尽きるかと思いきや、舞台が始まった瞬間に引き込まれる。

装置が豪華!
衣装が豪華!
人数もいっぱい!(マルグリットは少なかったからね…)
群舞とか立ち回りとかとにかく男役がかっこよくて
ラメラメな生地をふんだんに使ったひらひらの衣装を着た娘役がかわいくて
もう、眼福至福の2時間半でした。

ゆうちゃんのタムタム(違)は文句なくカッコイイし、綺麗だし…
彩音はようやく久々に当たり役がきて、すらっとした容姿の映える衣装が似合ってかっこよかった。
ゆーひさんはもービジュアル最強ですね。なんなんですかあのイケメン具合は。
えりたんは悪役に生き生きしてて楽しそうでした。にまにましちゃいますね。
みわっちのスジニは文句なく可愛い!!可愛すぎる!!
花嫁衣裳にそでを通して恥じらうところなんか私のツボ直撃しまくりでした。
兄妹じゃなくて誰かほかのいい男がもらってくれよ〜とか。
ほかの組子も皆楽しそうだったなぁ。
お客さんが楽しんでるのがわかるんだろうなぁ。
やっぱり舞台はこうじゃないとね。
がんばれ、花組っ。


そして、グリーンフィンガーズは青山劇場だったのですが。

音響がいいわあああーーーー。(喜)

マルグリットも青山劇場でやればいいのに………(小声)

ACTのアクセスの良さ(というか駅近さ)は最強ですが(駅直結、周辺に飲食店が豊富)
私的に青山劇場の見やすさ、音響の良さは駅から遠いことやロビーの狭さを差し引いても一人勝ちじゃないかと。


と劇場の善し悪しはさておき
グリーンフィンガーズは弟を殺し心を閉ざしてしまった囚人コリン(相葉雅紀)が年老いた囚人ファーガス(平幹二朗)と出会い、種を貰い、荒れた土にまいたら花が咲く。(これがスミレなんだ、これが!!)
それをきっかけに収容所でガーデニングをすことになり、次第に心を開き再出発する………という話。

平さんの芝居の求心力といったら!
これは裏看板というか…ダブル主役じゃないかと。
懐の深さも半端ない。
その上で相葉君の華と持ち味の温かさ、優しさが際立つというなんとも贅沢な舞台。

ストプレなので、ミュージカル慣れしてしまってる自分にはやや物足りなさもあるし
ミュージカルでは軽く流されがちな台詞の一つ一つにずっしりとした重さがあり、ダイレクトに胸に響いたりします。
また、舞台中央にそびえたつ大樹を囲んだバンド演奏は斬新かつ自然で良かったです。

ファーガスに罪を告白する場面は恥ずかしながら嗚咽を堪えるので精一杯でした。
相葉君のこういう演技…いや演技とか芝居の域を超えた叫びは見る人の心を鷲掴みしますね。
いい役者さんだなぁ。


グリーンフィンガーズの平さんといい
マルグリットの横内さんといい
こういった深い味わいの出せるベテラン役者さんが脇を締める舞台が見られるということはこの上ない幸せです。
健康に長生きしていただいて、もっともっとこういう舞台を深めて広めていってほしいものです。