舞姫観劇してきました。
ゆーひさん率いる花組DSメンバーとゆみこ率いる雪組軍団がいらっしゃってました。
ゆーひさんカッコよかったぁ〜。でもゆーひさん、ゆみこ、れみちゃんと並んで席に着くと軽く組感覚わからなくなるよね(苦笑)大劇場での花組デビウが純粋に楽しみです。


そして、肝心の舞姫。バウ観にいってサバキ待ち玉砕してしまった悔しさゆえにスカステニュースすら見るのをやめてしまった作品、念願かなっての東上です。
観る前から否応なしに期待が高まります。
さらにさらに昨年末オサさんの退団を見送った花組メンバーの公演ですよ。素晴らしいに決まってるじゃないですか!!!(花組っ子溺愛中)


観劇できて本当に良かった。
しかも席が前のほうだったこともあって、オペラなしで組子達の引き締まった表情が良く見える…。
作品自体は原作あってのものだし、演出も脚本もこれといってずば抜けたセンスがあったとは到底思えないのですが、キャストの気迫によってものすごい佳作を見てしまったような、そんな感想を覚えました。

まず、宝塚の娘役という枠に収まりきらない程にエリスを演じきったすみちゃん。狂ってもなお儚く美しく、舞姫の世界に観客を引きずりこむ力があった。
普通、そんなずば抜けた役者が一人いるとバランスが壊れて舞台がめちゃめちゃになったりするものですが、…そんなことさせるわけがない花組布陣。


みわっちカッコヨカッタヨーーーー!!!!!!!(大喜)
白軍服がこの上なく美しく凛々しく似合っていました。東大を首席で卒業し、美しいドイツ語を話し、弱い人に優しいトヨタロウの抱える苦悩ぷり。美しい顔を少しだけ歪ませて哀しそうな目をしていると、どこぞの春野さんを見ているのかと思うくらいにみわっちはステキでした。(難解)

そしてみつる&由舞たん。
ごーーーーーーーーーーーーーー(雄叫び)
なんてゴーマンでカッコイイのーーーーー
なんてカワイイノーーーーー
みつるが由舞たんに命令するのが古き日本男児のようで、でもそのくせ西洋かぶれして人前でもイチャイチャしてたりとかして、でもって愛し合っててお互いを思いあっていて、二人の場面は逐一泣きました。
トヨさんを探す為に走り回るマリイ。
死期が近づいてドイツ語もわからなくなったヨシさん。
マリイの作ったスープも飲まなくなったヨシさん。
トヨタロウと日本語で食べ物の話して、100年後の日本の話をして…
ヨシさんの話す日本語をトヨに教えてもらいたかったんだ。
ヨシさんの食べたい食べ物を作ってあげたかったんだ。
でも、おかゆも里芋の煮っ転がしも叶わなかったけれど、
最期にヨシさんがマリイの名前を呼んでくれたから。
マリイのことも忘れてしまったわけじゃなかったんだね。


そしてそんなヨシさんを見てしまったら…

豊太郎さんが揺らぐのも仕方ない、と肩を持ちたくなるのがファンの性。
みわっちのトヨタロウは最後まで誠実だった、と思う。
相沢のまっつがまた誠実で真っ直ぐで、みわっちを愛してて(語弊有)この図式がたまらなく花組ファンのツボにはまるわけです。
トップ(=主演)は愛されて愛されて愛されまくれ。



花組っ子達は、役の作り方まで春野さんの背中から学んでくれたのかな、と今回の舞姫を見て思った。
役になるというより自分の個性に役を引き寄せる。役者の個性が役に嵌り、魅力を最大限に発揮する。


端っこまで大好きな花組っ子ばかりで、嬉しかった。


里音もみわっちと踊ったりして、ドレスから覘く首筋から背中のラインにしっとりと大人の雰囲気まで出せて(落涙)とても美しかったなぁ。同期で父娘だし。(それだけで涙)
でも、もう卒業してしまったのか………私の癒しだった里音、幸せになっておくれ!!!