■
笑っちゃうくらい沈みきったまま週末が終わる。
重苦しい焦燥感に駆りたてられるようにDVDやビデオをかけまくって。
穏やかで静かな笑顔。
ふ、と細める目、きゅ、とあがる口角。少し傾げた首。
この人の存在がどれだけ自分を救ってくれたか。
宝塚のスターと、ただのファン。それだけの関係。(むしろ関係性はないに等しい)
でも、その遠い存在の春野さんの笑顔に歌声に舞台に、私は何度もぶち当たった壁を(低い壁でしたが…)乗り越えてこれたのだから。
だから怖いのだ。
その私を救ってくれた存在がいなくなることが。
でも、きっと「また会える」ことと
会えなくても、ずっと私の「心に残る」ことを信じよう。
今も耳に残る歌声はきっと明日も明後日も来年もずっとずっと憶えている筈だから。