おめでとう、おささん。



春野寿美礼が宝塚を去る日が近づいていることに気付いてた。
宝塚の男役トップスターという名の鎧みたいなものが取り払われたような、そんなおささんを見たとき
ふと脳裏を掠めてきた予感。



それでも発表を目にした時、鈍器で殴られたように頭が痛み、呼吸の仕方を忘れた。寒いわけでもないのに身体が震える。

寂しくて、携帯に保存したおささんの画像を見てた。
笑顔のおささんの写真に自然に自分も笑顔になった。

それなのに、気がついたら目から涙が零れていた。





愛に包まれたおささん。
くるみちゃんのブログが更新されていた。
心が温かくなるようなくるみちゃんの優しくて柔らかな日記に
また勝手に涙が零れた。


おささんのことを好きで、淋しいのは私だけじゃないんだ。
当たり前のことに少し心が救われる。



おめでとう、おささん。



ありがとう、おささん。