私は春野寿美礼が好きだ。
だから何をしても何を喋っても、全肯定なのが大前提。


えりたんの話を楽しそうに話す。
口から紡がれる言葉は文句ばかりだけど、それでも表情は本当に嬉しそうにイキイキと輝いた。


傍若無人なえりたんの存在が、孤高でなければならなかった春野さんの救世主みたいに感じた。


ゆうちゃんの話もモチロン忘れない。
こういう気遣い、平等さを尊敬する。思うままに話しているようで、その実いろんなところに気配りをする細やかさ。



そして最後に締めくくる言葉。
「私のファンの皆様、私だけじゃなく、花組を愛してください」





春野さんの愛は劇場を突き抜けて日比谷も有楽町も突き抜けて溢れ出し


一人一人の胸の奥にすっと沁みこんでいくように。




この人の優しさをこの人の懐の深さを愛の大きさを思い知る。




はい、愛しています。


どこにいてもライトが当たらなくても、輝こうと懸命に頑張る下級生たちを。
明智の背中をそっと包み込んで押し出すように一心に見守る組子たちを。
JAZZのリズムを楽しみながらいきいきと踊る花組生を。


そしてそれら全てを柔らかく温かく包み込む慈愛の持ち主を。





私は、春野寿美礼のファンでよかった。
いつも、常に、そう思う。