さて、長らく停滞しっぱなしのファントム語り。
この間宙組ファントム(でも新公…本公は録画しそびれました)を見てたんですけど
まずブケーの死に方も違いますが、その後のエリックの歌詞も全く異なっていました。




宙組
 闇深きパリ 墓場のように暗く閉ざされて
 霧深きパリ 悪魔のように青い血が疼きだす


花組
 闇深きパリ 墓場のように暗く閉ざされて
 霧嘆くパリ 心の行方むなしく消えてゆく


地下に棲みつき「怪人」として生きている自分を呪う血を感じさせるような宙組版歌詞と
地下に幽閉され怪人と呼ばれて生きなければならない「人間」の悲哀を感じさせる花組版歌詞。


この時点で花組版に宙組版が別作品のように異なる趣のものになって当然だったかと。
比較は優劣をつけるためのものではなく、特性の違いとして受け取ってもらえれば。




さて。
美しいものや清らかなもの、純粋なものに触れると、自然に涙が出てくるのは何故でしょう。


ファントムには美しい音楽が満ち溢れています。
音楽に包まれ、癒されていく自分を感じます。

エリックを包み込むキャリエールは
父親と名乗れない弱さはエリックに拒絶されることを怖れていただけ。
息子のためだけに生きてきたようなゆみこキャリエールは
傍から見ていると、ひたむきで痛々しくてなんか…青い…(ぇぇっ?!)

でも対エリックにしての温かさと包容力は純粋で思い遣りに満ちていて胸に痛い。

この父にしてこの子あり!みたいな図式にぴったり当てはまります。


(いつになったらhomeの続きにたどり着けるのか…不明)
(明日は千秋楽だというのに、地獄の出勤ですよ)
(マーリーアーさーーーまーーーーお救いくーだーさーいーー♪)