それでそれで、超絶に麗しいオサドレがセリあがり、振り返った瞬間、


ああっメイクが濃いーーーー!!!!(褒めてます)
アイシャドウがブルー!!!!(褒めてます)
口紅は真紅に近いはっきりとした色味のものを使っているため
ショーの時の舞台化粧のような艶々と光沢のある唇に…
そしてしっとり濡れたような艶のある黒髪で、それがまた色気倍増効果を出していました。

いや、表面的な美しさを語ればきりがなくなるので、もうこの際脇に置いておいて…



私は今回オサさんの演じたアンドレに感動しました。


1幕では可愛いおばあちゃん子であるアンドレ
  ルルーとじゃれたついでにマロングラッセに抱きつきます。
  超可愛かったです(はぁと)

オスカルとは兄弟のように近い存在のアンドレ
2人は軽口を叩いたり冗談を言い合ったり、でももっと深い根っこの部分では強い信頼で繋がっていて。


その中で密かに思い続け、ただ心の奥底にひた隠してきたであろうオスカルへの愛は
音もなく静かに燃え続ける青い炎の如く哀しく、切なく、そしてひたすらに熱い。


1幕最終章「愛の肖像」の場面にて
オスカルが描かれている肖像画を「見たい…この目で見てみたい!!!」とアンドレがオスカルへの思いを吐露するのですが
それまでアンドレの胸の内に押し隠してきたオスカルへの焦がれる思いが一気に迸り燃え広がり(危険)
その熱に胸が焼けつく程に切なくなります。


そんなに…、そんなに………そんなにオスカルのことが好きなのか!!!(落涙)



ベルばら30とかTCAスペシャルとかでステファン人形片手に「愛の面影」歌ってた時には
感じた事のない、「腐ってもベルサイユのばらワールド」でした。
※原作のキャラが乗りうつり、芸名の個性よりも役名で見えてしまい、通常時とは比較にならないほど感情移入出来てしまうベルばらマジックのこと。


そう、そんなベルばらの世界に入りこんだ瞬間に一気に見世物風・ペガサスちゃんの登場ですから!

さすがですね。植田先生!毎回天才的とも思えるこの企画力!!



でも私、ペガサスちゃんがクレーン仕立てなことよりも
ロザリーの冗長な独白や
意味不明のオスカルもどき4人衆との幻想シーンや
ベルナールのキャラが濃過ぎる事とか(ハマコさんに罪はない!と思う…。悪いのは脚本!!)
マロングラッセ&ダグー大佐のキャラが薄すぎる事とか
ジェローデルの出番が少な過ぎるとか(個人的趣味)そちらの方がベルばらワールドから気が殺がれました。


私、オスカルロザリーが百合風味でも全く構わないんですが
名場面・今宵一夜の前で邪魔するのだけは勘弁して欲しかったです。(真剣)


その上、気になった点が1つ。
ロザリーとの場面が増えた為なのか、アンドレが来る前に脱がせたかったのか不明ですが
上着を羽織ったままばあやに髪を梳いてもらうオスカルの図は少し異様でした。
最初からブラウスのままで良いのでは…。(悶)


演出家のコダワリ?



脱線したところで、とりあえず続く。(ただ長いだけ)