国際フォーラムホールCにて。



宝塚初観劇=ミュージカル初観劇が月組の「グランドホテル」だった私にとって
とても深い思い入れのある作品。


1100円の3階席でたった1度きりしか観られなかった貧乏学生ファンでしたから、
今こうして観劇チケットに12000円も出費出来る様になった自分にまず感動(笑)。


男爵は大澄賢也。声が甘過ぎて渋みが足りないというか(久世さんのイメージが強過ぎるのね)
29歳と29ヶ月だそうで。…31歳…
そして前田美波里のエリザベッタ。(羽根ちゃんはトウはたった感じは出ていたけど可憐でしたわ)
49歳と49ヶ月だそうで。53歳……………
でも最初はドン引きしたチュチュ姿ですが、恋に落ちた後はいじらしくて可愛いと素直に思えました。



結ばれた後、本当はネックレスを盗みにきたと告白する男爵。


しかもまた盗みに入った別の部屋で、そのまま盗んで逃げ去れば良かったのに
悪いコトされてるフラムシェンを助けたりしちゃうし。
それで殺されちゃうし(涙)


バカ正直で嘘のつけない正義感の強い…生きることに不向きな男爵…。
いい男ーー。


そしてフラムシェン(フレムヒェン?)の紫吹淳
りかさんの美脚があますことなく色んな角度から見られますよ。
すごい…つか、あの、あのチケットの価格設定はひょっとして大人しか見られないようにするため?
めちゃくちゃR指定でした。でもあのパンツはデカすぎると思います。

セリフは宝塚版よりもっと明け透けでストレート。
自分を大切にしない人生と、でも夢だけは大きいコケティッシュな女の子。
そのアンバランスさというかギャップ。


死の宣告を受けてきたオットー。(小堺さん)
重く暗く短い将来を明るく精一杯生きようとする彼と。


2人が手を取ってパリに行く後姿に涙。ただただ号泣。


それが人生。



ジゴロと伯爵夫人はジゴロらしさも伯爵夫人が盲目だと言う設定もわかりづらく、
ダンスは素晴らしかったのですが、色香や雰囲気がやや物足りず。
でもあのボレロのリズムに身体が震えました。


グランドホテルが好きだー!と改めて思いました。



ファントムやってる場合じゃないですよ。
というわけで妄想。
グランドホテルをドラマシティサイズでやったら丁度良いと思うんですが。


男爵→春野寿美礼(汚れてるのに純粋で真っ白な役を是非)
エリザベッタ→桜乃彩音(若過ぎるが)
フラムシェン→遠野あすか(逆でも良いです)
オットー→彩吹真央(超絶美声で観客を泣かせて欲しい)
ラファエラ→真飛聖(かの天海さんもやった役!)
エリック→愛音羽麗(温かさが出て絶対はまる筈)
エリックの上司(爆)→眉月凰(…包容力№1でみわっちを包みこんで)
ジゴロ→桐生園加(エロティシズムは園加にお願いしたい)
伯爵夫人→花野じゅりあ(好みです)(私が1番好きな役なので)


アパルトマンシネマも群像劇でしたっけ。
どうなるのかしら……。