なかなか楽しかったです。
Asianサイコー!!と手放しで褒められないのは


プロローグの春野さんのモンゴルの人の暑苦しいコートと
中国の美女皇帝(←違)の登場の6メートルあるらしいコートと
コリアン幻想の爽やか李青年の白い武道着みたいな衣裳が
舞夢を彷彿とさせたからでしょうか。
(ホント冠の無駄遣いな衣裳よね→特大コート)


それとも
津軽三味線で黒燕尾は良いけど、なんだあのヨーイドン!ポーズは!!(微妙)
と震えたからでしょうか。


もしくは
服部良一メドレー長すぎるんですけど…
しかも春野さん「アデュー上海」の時、銀橋渡る前に帽子取って欲しいんですけど…
(2階席で見てる時に銀橋で帽子を被られると、かなり寂しい)
(好きなんだけど寂しい)
と切なかったからでしょうか。


さらには
もうちょっと組子と絡んで欲しかった、
と思ったりしたからとか。



いろいろあるわけなんですけど、
まぁ見てるとおばあちゃんとかが蘇州夜曲を一緒になって歌っちゃったりとか
中国の美女皇帝・春野さんを見たあとに「綺麗だわ!」「綺麗!!」「綺麗ね!!」と
口々に褒めていたりすると、「まーいっか」なんてつい寛大になってしまうのあります。


おばあちゃま方の世代には服部良一メドレーはさぞや懐かしく耳心地の良いナンバーかと。
因みに私は蘇州夜曲が服部良一ソングだということを今回初めて知りました。
そういう人、結構多いと思いますし…。



とりあえず、岡田敬二マジックとしては
過去作品を強引にでも再演した瞬間に「あの場面は名場面だった(っけ?)!」と
認識させてしまうところがとても素晴らしいかな、と。(褒めてます)



  エイサーって再演するほど良かったですか????
  しかも衣裳同じなんですか???


    ↓ (見た後)


  いやー、エイサーってノリが良くて最高だよね!(爽)




…おそらくメロディも振付も覚えてるからそう思うだけではないかと思うのですが…。


でも知ってるメロディと共に幕が開くのは無条件で胸が踊るものですね。
5年前、その他大勢で端っこのほうで春野さんが踊っていたことを考えると
今センターでギンギラギンのタモさんのお衣裳着て踊ってる…のが非常に感慨深いですから。


その春野さんとかわゆい花組ッコ達が
満面の笑顔で5年前と同じエイサーを踊ってるわけですよ!!

なんか嬉しいじゃないですか。
時代は移り変わって行くけど、変わらないものがある、みたいな気がして。


そうして岡田先生の策略にはまる人続出(爆)



で、プロローグに遡るのですが、
私、あの暑苦しいモンゴルの人のコートが気になっちゃうんですよ。
春野さんてゴテゴテした衣裳を着せない方が美しさが際立つと思うので、
あんまり暑苦しいモノを着せて欲しくないなぁ、と。

銀橋を渡りながら主題歌を歌うのですが、遠くで馬の鳴き声とか聞こえるんですよね。
妖術で馬を呼んでいる設定ですか?(違います)


で、美しい(暑苦しいけど美しい)銀橋渡り終えると、触角付きの青い人達がたくさん!!!



    壮観!!




青い人達がモンゴルの戦士達らしく、馬になって踊ってる(らしい)のですが…
これがね「ハッ!!」とか掛け声かかってカッコいいんですよ〜!(掛け声フェチ)
男役だけの勇ましい群舞…これって、これが、花組の特権なんですか?(無知)


で、その勇ましいリズムのメロディが転調して緩やかなメロディになるんですが
そこで登場するのが先ほどの暑苦しいコートを脱いだ


白い衣裳の英雄です。



これが、黒髪のシャギーロングヘアで、本当に美しいのですよ。
男役というよりは「男装の麗人」。
でも強そう、みたいな。(妖術使いですから)(違います)
そうですねーナウシカのクシュナみたいなイメージですか?(苦笑)


とにかく紅一点(違います)(衣裳的に白一点ですが)で映えるんです!


カッコイイ野郎達を従えて、美しさもカッコ良さもオーラも倍増です。
花組って最高!(激痛)


そして、中国の場面。上善如水。


この場面の為だけでも通えます。(断言)
エンターザレビューは大好きでしたが、どの場面が好き?と問われると「…えーっと…??」
みたいなことになってたんですよ。
でも、今回のショーに関して言うと、ズバ抜けてツボに来たのがこの中国の場面ですね〜。



まず春野さんの歌声が素晴らしいこと。
で、6メートルのコートと下からの送風はなくても良い派なのですが
上から落ちてくる水の雫ライトとか舞台装置が幽玄さを醸していて素晴らしいんですよ。




素晴らしく美しいと言ったら春野さんの金髪ストレートロングヘアの美女寿皇帝です。


こんな綺麗な人見たことありませんて。

リボンの扱いもVISACMの特訓の成果なのか?本当に鮮やかに決まってます。
リボンをくるくる回しながら、片足で回転するんですよ?

またそれが本当にしなやかでキレがあって…美しすぎて「美しい」としか表現が出来ない
自分の語彙の貧相さが嘆かわしいです。


是非皆さんその目でお確かめになってくださいませ。(誰に宣伝してるんだ?)



オペラも歌えて
スネアドラムもクラリネットもオーケストラの指揮も出来て
果てはリボンまで扱えてしまうという


なんと多才なスターさんなのでしょう。


今回、このリボンフェッテの為だけに通えますって。
でもこれだけじゃなく、他にも通いポイントがありますからね〜

天使の季節やジャワの踊り子を思えば、なんてお得な公演!

景子&岡田先生に感謝です。
2005年の花組は恵まれていたなぁ…しみじみ。