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私の大好きだったマラケシュが終わってしまった。
千秋楽は観れなかったけど…。
でも私の大好きな大好きなリュドヴィークはいつでも心の中に蘇える。
とても鮮明に。
寂しげな瞳。
絶望と深い悲しみを瞳の奥の闇に閉ざし、微笑むリュドヴィーク。
穏やかな物腰と優しい言葉。
そして誰の侵入も許さない張り巡らされた見えない壁。
・妄想・
オリガに別れを告げたリュドヴィーク。
そして傷ついたリュドヴィークの横には、アマン。
彼女はリュドヴィークがどこにいるか探さなくてもわかる存在だから。
彼女の存在はキリスト教における「神=愛」に近いものではないかしら。
傍観者。
そして不変のもの。
リュドヴィークは自分を砂漠に葬って貰おうとアマンに頼むの。
泣きながら、きっと拒みながら、受け容れるアマン。
そしてレオンの屍体もベドウィンの仲間に頼んで一緒に運んでもらう。
ファティマに見つからないように。
もしかしたら、レオンは生きているかもしれないと。
(どうでもいいけど仕事してくださいよ)(…)