リュドヴィークを取巻く人達。


コルベット イヴェット ソフィア アマン レオン オリガ



うぅむ。素敵です。
コルベット×リュドヴィークは実は密かに博多座版に期待を寄せていたのですが、
深読み可能な程度にコルベットさんの露出が増えていました。



クリフォードがオリガにデザートローズを渡すのを
壁に凭れて、じっと見守るコルベット



リュドヴィークが生前に愛したデザートローズ。
金のバラの面影を重ね、目を細めていたのを知っていたに違いない。
そして日毎汚れてゆく彼の手と、穢れることのない彼の魂と。


イヴェットへの純愛を貫き、愛の証しとしてギュンターを始末したこと。
死を悟られまいと、傷ついた身体を乾いた砂漠に投じたこと。


愛も思い出も砂の海に埋めて。
傷に砂を擦り込めて。



死が彼の魂にに最後の安らぎを与え給うたことを願わずにはいられない。



砂漠の薔薇を潤んだ眼差しで見つめるコルベットの思い。
ソフィアを手放し、イヴェットをソニアに託し
レオンもリュドヴィーグも失なった彼の明日は……。




そしてマラケシュの夢幻は輪廻し絡みあい永遠に続いていく。


螺旋階段の如く。