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レオンはリュドヴィークの過去。
「パリに行きゃなんとかなるなんてペテンみたいなもんだ」
かつて、モラヴィアからパリに来た。
何かがあるはず、と幼い夢を見ながら。
そしてその若い夢は破れ、パリさえも追われたリュドヴィーク。
リュドヴィークはコルベットの過去。
マラケシュの乾いた風に吹かれ
カラカラに渇いていく心。
帰る場所もなく、マラケシュに停滞する魂。
イヴェットはソニアの過去。
自分の過ちをもう繰り返したくない。繰り返させたくはない。
幸せにしてやりたい。
愛によって絶望し、絶望の淵から救えるのは自分自身と。愛だから。
イヴェットはこれから恋をするのだろうか。
リュドヴィーク以外の人を愛す事があるのか。
答えは否。であってほしい。
イヴェットにとってのクリフォードはリュドヴィークであるから。
何もかもを受けとめ、受け容れる愛はリュドヴィークが荷っているから。
イヴェットを救ったのは
コルベットとソニアの愛と
リュドヴィークの愛なのだと。
ああ、ダメ…
好きすぎて涙が出てくる…。
オサあすか…いいよぅ(号泣)