初日から毎日通い倒しています。
正直身体は悲鳴を上げていますが(老体に鞭打ってるのですよ…)精神面で相当上昇気流に乗っています。


待望の再出発、すすり泣く客席とは裏腹に、私はほとんど涙を零すことはありませんでした。(少し涙ぐみはしましたが)



あんなに会いたかったのに?



あんなに卒業の日に涙を流したのに?



私にとって、春野寿美礼の生の歌声は生きてく上で必要不可欠なものになっていたことに気付きました。


ああ、この声が必要だったんだ。
この空気が劇場を支配するこの空気が私にとって必要だったんだ。



初日から3回、現時点で劇場に通っていますが、初日より翌日、そして翌日よりさらにその翌日。

深く深く歌声が響き渡る。
固さが取れ、本来の春野寿美礼の姿が現れていく。

宝塚現役の男役トップスター時代と変わっていること。
そしてそのずっと前からずっとずっと変わっていないこと。
積み重ねてきたもの。





水色の箱は
幼い少女の頃から持ち続けていた心。


金色の大きな宝箱に宝塚時代のたくさんのたくさんの思い出を大切にしまって



水色の箱を持って歩き出す。



新たな再出発でもあって
でもそこは通過点でもあって




もう怯えることなく
ずっとずっと春野さんの歌声を聴き続けることが出来るのだから



永遠に続く夢を抱きながら、
今までずっと春野さんに捧げてきた生活と少し距離を置けることが出来るから。
(いやーお金も時間も春野さん中心の生活送ってきましたからね)

春野さんの再出発はイコール自分にとっての再出発でもあるのです。



ずっとずっと好きでいられる。
ずっとずっと。