随所に胸に痛い台詞が散りばめられた芝居でした。
春野寿美礼がいなくなる日を想定されて作り込められた、芝居。

小池先生は春野寿美礼という役者が持つキャラクターを見抜き愛していたんだな、と痛感せずにはいられない作品です。春野さんが演じるジェラールが周囲に誤解されて孤独に耐え続ける劇中で徹底的に苦しみぬいた後に晴れやかな表情を浮かべて空を見上げたその姿に、春野さんの魂が解放されていくのが重なるようで、涙が止まらなかったです。


今、春野さんは幸せを感じてくれているのだな、と。

晴れやかで清々しい表情、少し涙に潤んだ瞳に映った世界は明るい光に満ちていたから。


というわけで追記予定。