あさきゆめみし稽古場が流れました。
稽古場ですから、舞台衣装はつけてません。もちろん舞台化粧だってしてません。
髪の毛も明るい茶色です。


嗚呼、それなのに!!!


それなのに、確かにそこに光の君様がいらっしゃいましたのでございます。(日本語ヘン)
春野さんの光君は神々しいまでに美しく光を纏い、麗しく、そして愛を求めて彷徨いながらも愛を振りまいていらっしゃいました。柔らかな色香は匂うように纏い、そして時折淋しそうに微笑むのです。愛を求めていらっしゃるのですね…きっと。
そんな風に微笑まれれば、どんな女性も「ノン」とはいえません。言えるはずがありません!(断言)



…と、のっけから大崩壊です。
やばいですねー、あさき稽古場。
久々に稽古場映像のみでぶち壊れました。
おかしいなぁ、源氏っていまいち感情移入できないキャラクターだから苦手とか言ってたのはどこの誰だよ、みたいな…すみませんでした(先に謝っておきます)。



しかし、まだ稽古場なんですよ?それなのに春野寿美礼さんたら…(困惑)




既にオーラは光源氏、ていうか、そのもの?いや、ひょっとして生まれ変わり?(言い過ぎ)(でもない)


そういえばプレシャスの対談でも(※有料会員のみ読める部分)春野さんと源氏のキャラが被ってるんじゃ疑惑が浮上していたし……。



しかし本当に綺麗ですね〜


えりたん頭の中将との並びは眼福
ああイケメン2人ですよ。そりゃ世の女人共もきゃーきゃー黄色い声出しますよ。
「私は断然オスカル様!」「私はアンドレも惹かれるわー」みたいな。(ベルばらの親衛隊話かよ!)


ゆうちゃんはお洋服が……………某星組(某の意味なし)テイスト満開なお召し物でらっさって(星組さんってベスト着用率高いですよね)(小声)、それがもう強烈だったのですが(爆)前作よりも光源氏のストーカーっぷりがさらに際立っていて、春野さんがストーカー(違)をやった時はもう少し余裕たっぷりだった気がするのですけど、余裕なく「いつかお前を振り向かせてやるーーーーー!!(メラメラ)」みたいな霊ちゃん魂を感じました。むしろトート閣下だったのかもしれません。(真顔)


で、めおちゃんが小侍従(きらりん)をたぶらかしてるところが映ったのですが、たぶらかしてる割には、衿にちょこっと指先を差し込んだくらいだったので、それだけで恍惚の表情をしてしまった小侍従がうっかり空回り風に見えてしまったのが残念でした。
着崩れてもいいので、スミレコードぶちきるぐらいの勢いで頑張って貰いたいものです。(いやダメだから!)


そしてりせっち。柏木に妻を寝取られてブチキレして何語か不明な言語を(失礼な)叫んでる父親の背中を潤んだ瞳で見つめてるのがすごくよかったです。(ってそれスタンバイで座ってるときですから)(役じゃないですから)


まぁくんはどこにいてもキラキラしていていいですね。
中でも朱雀帝(さおたさん)と朧月夜(としこちゃん)の場面を真っ直ぐな瞳で見つめてるのが(ってこれも役と関係ないですから)


私はあさきゆめみしのマンガの中で密かに朱雀帝が好きな男性のタイプだったのですが(笑)(誰も聞いてない)さおたさんがイメージぴったりに演じてくれそうで、本当に楽しみで仕方ありません。


上級生のお姉さま方もここはしっとりと品もあって素晴らしいです。
日本物は慣れも経験もものを言うのでしょう、やっぱり下級生には太刀打ちできないものを上級生のお姉さま方は持っているんだと思うのですよ。


でもやっぱり残念なのは一花やじゅりあという花組が誇るべきかわいこちゃん達が全くと言って映ってなかったことでしょうか(半笑)。一花は一応あの怖い踊りを踊ってる人たち(爆)の後ろでクロネコぬいぐるみと戯れてるのが映ってましたが…顔は判別できず………。


そして彩音
藤壺彩音と光君春野さんの掛け合いにがっつり魂を持っていかれました。
藤壺と光君に見えたんですよ。
黒蜥蜴ですらやっぱり妹だったよみたいなオチをつけられてた子が。
光君の成長に戸惑いながらも惹かれていく心と葛藤する藤壺に。
こんなオサ彩音を見れる日が来るなんて…………なんて末恐ろしい娘役なんでしょう!
スカステトークこだま愛さんとの対談も見たのだけれど、そういった場所で得たものをきちんと吸収して消化して開花させられる人なんだなーと、改めて感動しました。


今までも母性を感じさせるクリスティーヌを演じられる人ではあったけれど、緑川夫人の色気も出せる人ではあったけれど。春野さんとの11年の学年差(凄いな本当に・笑)を着実に確実に埋めてきているんだなー、と。


衣裳と舞台装置(笑)(宇宙ってなんですか?)とフィナーレも楽しみにして待ちたいと思います。