今日は組総見とVISA貸切。
組総見は、ああもうゆみこ(とそのか)が花組最後なんだ…って気付いてしまった。
キャリエールとエリックの銀橋はその歌声は
豊かに交じり合い重なり合い深みを増すようにどこまでも無限大に伸び広がり
心臓の奥深く、流れる血潮にまでも沁み入ってくる暖かさ柔らかさ心地よさ。
まさに至福、そして花組の至宝。財産。


二人の歌声に拍手は途切れることがない。
ずっと拍手し続けていたい、このままずっとこの余韻に浸っていたい。

抱きしめあった二人の姿をオペラで覗きたいという不埒な感情が一度も湧かず、
それよりもむしろ抱きしめあった二人を離れさせたくないが為に拍手を送り続けてしまうのである。

束の間の幸せ。


父子と名乗った後に我が息子を抱きしめる父の顔。
少し大きく成長しすぎた息子は初めて抱きしめる幼子のように父親に全てを委ねきっている。
それだけが幸せなのだと

二人のささやかな幸せな時間は、すぐに終わりを告げて


後はもう記憶にない。
泣き過ぎて。


エリックは怪人なんかじゃない。
優しくて穏やかで、そして愛に溢れていた清らかで美しい魂を持っていた人。


ラスト、クリスティーヌの爪弾くオルガンに
歌のレッスンをする穏やかな表情のエリックが脳裏に浮かぶ。
ほんのささやかな幸せもじっと噛み締めるように微笑んでいたエリック。
地下に広がる暖かな歌声。


心に沁みこんだエリックの歌声は
永遠に湧き出る泉のように枯れることがない……耳の奥にいつまでも優しく響く。






VISAメモ。
銀橋の抱擁でエリックはパパの手を絡めるように繋いでから抱かれてました。
私の席からはパパに動揺は見られませんでしたが…
今思い返すとアレはリュドイヴの反則技と酷似しています。
まさか父子でやるとは…(動揺)(見てる方が動揺)
でも泣けた。
その後「うん」て小さく頷くの…もう甘えきってるのが泣ける。
パパがさらに嬉しそうにデレデレ蕩けてるのが…すごい幸せそうで


警官空気嫁!!!!


とマジ毎回思うんだけどどうなんでしょうかね(笑)
警官のコも可哀想だよねぇ。