クリスティーヌが好きだ。
純朴で真っ直ぐで、常に人に感謝をし、前向きに生きているから。

農場でポニーの世話の手伝いをしながら、愛に包まれて笑顔いっぱいに歌うクリスティーヌの姿が
目に浮かぶよう。

カルロッタの衣裳係でもオペラ座で働けること、音楽に触れることを心から喜ぶクリスティーヌ。
音楽を愛するクリスティーヌの心は清らかで澱みがない。

だからクリスティーヌがエリックを愛することは必然であるような気がする。

エリックがクリスティーヌに対して抱く愛も然り。
真っ直ぐに自分(の音楽)に触れてくれる存在であるわけだから。


このHomeが絶品なんですよ。
♪いつも待っていた♪と歌う声の温もりには地上の安らぎみたいな優しさがあって
だからこそ、とても切ないのです。
暗闇の中で過ごしてきたとは思えないくらい、春の陽のような「光」を感じさせる声だから。


そして


     「僕が必ず見つけるから。」



ちょっと間違えばただのストーカーですが、
このたった一言の台詞にすら
オサエリックの声には天使が宿っているかのようで、柔らかな温もりそのもの。


クリスティーヌだって人間、女の子ですから
オドロオドロしい地下からいかにも怪人風の人に声をかけられたら逃げるでしょう(笑)
それでも(ファントムを)信用してたら、
魔女からもらった毒りんごを食べて死に掛けた白雪姫とだぶるくらいオバカさんに見えてしまうに違いない。


だからオサエリックの「声」が表現する陽光のような温かさが奇跡に思えてしまう。
オサさんてひょっとしてエリックをやるために生まれてきたのでは?と思うくらい
それくらい素晴らしいのです。


春野寿美礼がエリックなのかエリックが春野寿美礼なのか…



とりあえず眠いのでココで終了。