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スカイレポート「花組公演突撃インタビュー」
(一体どのあたりが“突撃”なのか誰か教えてください)
芝居がかったレオナードとオーランドに絡むウルフ(とアンナ)。
レオナードの腕にぺたっと触りながらレオ&オーランドの間に入り込みます。
テケテケとウルフの後をおっかけるアンナ。
4人はずーっとにこにこにこにこにこにこにこにこ。
真剣なトークもしながらにこにこにこにこにこにこにこにこ。
春の陽だまりのようにぽかぽか、あったかい空気が広がってます。
ブラウン管を通してほわほわ伝わってきます。(まだ液晶じゃないんですよ、ウチのテレビ)
最後のオサさんの言葉がとても嬉しいです。
「(観ている人を)こんなにもしあわせな思いにさせてくれる作品に仕上がるとは
私の想像以上だったので毎日こうして舞台に立ってこの作品ができることが本当にしあわせ」
「(ウルフとして)いろんな人と深い関係を築いていけるという事が今とても楽しい。
毎日毎日馴れる事なく新鮮な気持ちでもっと皆と深めあって行けたらいいなと思う」
観る前は散々文句いってぶつくさ言ってたくせに
稽古場風景を見て「これは!」と大いなる期待をし
観劇したら一発で気にいってしまったというか、大好きになってしまったこの作品。
ウルフとレオナードの奇蹟のような友情も
ウルフとオーランドの自己愛のような関係も。
ウルフとアンナの優しくて切なくて、そして強くしなやかな愛も。
どれもが愛しい人と人との繋がり。
ウルフが去って行って、ただそこに残されたのは優しく温かい思い出といつまでも疼く心の疵。
でもそれは確かにウルフがそこに生きていたという痕跡。
ウルフと心が繋がっていたという証。
別れも出会いも悲しみも喜びも全てを包みこみ、春は来る。
かすかな痛みを胸に残し、眩しい陽光を携え、春は来る。
誰の心にも、分け隔てなく。
長く暗い冬の後に春は来る。
客席も舞台も「しあわせ」な気持ちでいっぱいにしてくれたアパルトマンシネマ。
優しい笑顔で春を始められる幸せを胸に、
今年も1年頑張るぞ、と。