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東京マラケシュ最高です。
実は火曜夜の公演を観劇したのですが、
みおさん(大伴れいか)がピストルを忘れてしまいました。
しかし、そんなことに気付かないくらいに
リュドヴィークとイヴェットにがっついていた私。
だって、だって、リュドヴィークったらいつもは壊れものを扱うかのように
柔らかくふわっと抱きしめるだけなのに、
あの日は(デザートローズを手にするあたりから既に目がウルウルだった)
イヴェットの腕をがしっと掴み、ぐいっと引き寄せたんですわ。
強引っていう感じではなくて、思いが昂ぶって…という情緒でしたな。
でもグイって引っ張ってるわりには優しく抱きしめるんだよね〜(惚)
うむぅ、リュドヴィークのリュドヴィークたる所以ですな(含)
そんなこんなで、咄嗟のことだったにも関わらず、
いつもよりも客席に背中をむけるような角度でピストルがないことに気付かせないような
あすかの機転の良さと、決して乱されることのない2人の集中力ある舞台に感動。
もちろん舞台に立っているのは2人だけではないのですが、
渦中の2人を見ててもなかなか気付かなかった人も多かったということで、敢えて。
それと、最近また泣けるツボが出現。
オリガに別れを告げる台詞です。
「あなたを幸せには出来ない」
オリガに向けたこの言葉。
この言葉こそ、イヴェットとの訣別の理由だったのではないでしょうか。
そして、愛する人イヴェットを幸せに出来ないということが
イヴェットを苦しめ続けていたと言うことが
彼にとって「幸せ」が「この地上のどこにも」ないということに繋がるのでは、と。
だからリュドヴィークの魂は砂漠を彷徨いながら
イヴェットを思い続けることで昇華されるのではないかと
それこそがリュドヴィークの望んだことなのだと。
最後、リュドヴィークのテーマ(だいぶ重たくて暗い)を歌いながら
晴れやかな表情を見せるのは、つまりはそういうことなのだと思うわけですが。
皆様はもっともっと深いところまで読みこんでいらっしゃったりするのでしょうね。
私ももう少し感受性の奥行きをもっともっと広げていきたいものです。
今日はこのへんで。